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リハビリと悲しみを 一緒に編んでいます

夫が旅立ってからおよそ2ヶ月。

手編みのショールを棒針編みで編んでいます。
シルクのモールヤーンという糸で、シルクの滑らかさとモールヤーンのふわっとした手触りに癒されながら編めています。

糸の手触りから、帽子やバッグなどを連想させるのですが、せっかくのシルク。
肌に触れるものにしたいと思いました。
その糸の柔らかさを活かせるようなパターンにして、太い棒針を使いました。


夫が他界したため、この2ヶ月毎日書類の処理に追われていました。

亡くなる前は1分でも隙間時間があれば編み物をしていたのです。 介護に追われて自分が自分でなくなりそうな、そんな感覚でした。

その時の習慣が今の自分の立て直しに少し役立っていると感じています。 骨折した指の痛みはまだあります。 その周辺の関節も動かさないようにしていたので硬くなってきました。

医師から骨折している関節以外はそろそろリハビリをした方がいいと言われました。

痛みはありますが、リハビリを兼ねてやりたいことは編み物でした。

そのような理由で編み始めたこのショール。
どうしても書類を見るのが辛い時や、作業の合間の区切りとして編み物を手に取っています。

このショールは最初は少ない目数で編み始めて、1段ずつ目数を増やしていきます。
現在は1段編むのに100目を超えています。

これは意図したわけではありませんでしたが、リハビリという面では成功しました。
1段の途中で手を止めることなく、1段が編み終わります。

痛みは体からの信号という話もありますが、リハビリなので適度な負荷が必要なのです。
無理せず適度なところで惜しみなく1回のリハビリが終わる感じです。

シルクの編みかけショール01


揃わない編み目は作品の味になります。

特に今回は大きな編み針を使うことで、
目が整わないことは自分の手の問題だけでなく
編み針のせいにできます。

そんな軽い気持ちで編んでいたら、
隙間時間だけでこんなに手が進みました。


不本意な書類作業で疲れた心を切り替えるための編み物。
そして指のリハビリとしての編み物。

一歩誤ると自分を追い詰めることになり兼ねませんが、 それは介護中に編み物を気持ちを切り替える手段と位置付けていたことで、 問題はありませんでした。

今は痛みに耐えるよりも指先に触れるシルクの感触を楽しみながら編めています。

介護で荒れた手もシルクのおかげで少し艶を取り戻しているような気がします。

この年齢になっての編み物は、無理は禁物です。 座りっぱなしも良くありません。

毎日の家事や書類作業の気持ちの切り替えに、こまめに編むことが 今の私にはぴったりだと思います。

次回は完成直前の編み物をお届けできると思います。

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この記事を書いた人

2026年に死別シングルになったアラカンの栄実里です。
暮らしや働き方、これからの生き方を少しずつ考え直しながら、指の骨折に負けず、編み物と向き合っています。

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